研究課題
基盤研究(C)
アガロースゲルを圧縮拘束した際の圧縮荷重と体積変化を同時測定し、圧縮拘束時のゲルからの溶媒輸送挙動を解析した。圧縮荷重の緩和時間と溶媒輸送挙動を合わせて考察すると圧縮拘束されたアガロースゲルからは100s程度の時定数で溶媒が絞り出されていると考えられた。アガロースゲルにグリセリンおよびショ糖を添加すると溶媒輸送速度は低下した。これは保水効果の高いこれらの物質がアガロース分子への水和挙動に影響し、ゲルネットワーク構造が変化したためと考えられた。
食品物性学、レオロジー