フェニルエチニルカルボニル基を有する酸無水物と各種ジアミン化合物から、フェニルエチニルカルボニル基を両末端に有する新規熱硬化性イミド化合物を新しく合成した。得られたフェニルエチニルカルボニル基を有する新規熱硬化性イミド化合物の熱硬化挙動を解析した結果、フェニルエチニルカルボニル基の硬化反応は約200℃で進行し、フェニルエチニル基に比べて150℃以上低温でその硬化反応が進行することが明らかになった。また、フェニルエチニルカルボニル基を両末端に有する熱硬化性イミド化合物から得られるネットワークポリマーは、非常に優れた耐熱性および耐熱分解性を示した。
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