硫化物とハロゲン化物を混合した硫化ハロゲン化物系でガラス形成を調査し、得られたガラスのガラス転移温度や屈折率、光透過特性などの物性を調査した。GeS2-Sb2S3-CsX系ではCsXは20~30 mol%含有することができた。GeS2-Sb2S3-AgCl系やGa2S3-Sb2S3-CsCl系では、ある組成域で相分離していることが示唆された。Ga2S3-Sb2S3-CsXガラスはこれまでの硫化物ガラスに比較して1-2 um程度赤外吸収端が長波長にシフトしており、新規な赤外透過材料として有用性が示された。
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