アルキルトリクロロシランでシリル化した層状化合物へ長鎖のアルキルアミンを添加して得た層間化合物を有機溶媒中に分散させ、これをキャストすることで薄膜を作製、さらにシリル化後、熱もしくは光還元することでピラー化炭素もしくはピラー化チタン酸薄膜を得ることに成功した。 このうちピラー化炭素薄膜は導電性が高く、細孔中にガスが吸着した際の抵抗変化により、室温下でガス検知を行うセンサとして機能した。シリル化剤の種類や反応時間等を変化させることで、ピラー間隔、ピラー密度や層間距離を制御することができ、サイズの小さな分子のみやアセトンにのみ応答するものを得ることに成功した。
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