研究課題
基盤研究(C)
固体高分子形燃料電池(PEFC)の高電流密度運転時には酸素輸送律速過程を明らかにするために、白金微小モデル電極を用いる限界電流法を適用し、電解質イオノマーを介した酸素物質移動挙動の解析を行った。いずれの温度(30-80℃)、湿度(RH 30-80%)においても、気相/イオノマー界面での酸素溶解速度が律速となることが明らかになった。PEFCの2A/cm2以上の高電流密度運転を達成するためには、気相/イオノマー界面の酸素溶解速度を向上させる必要があることが示された。
電気化学、工業無機化学