研究課題
基盤研究(C)
本研究では,従来の分子動力学法の時間スケールでは追従できなかった,原子スケールで生じる相変態現象の基礎プロセスを,これまでに培ってきたレアイベント計算技術を用いて解明を試みた.具体的には,レアイベント技術を次のような三つのエネルギー材料における劣化現象(1)Ni/NiO界面での空孔拡散現象,(2)YSZ表面でのカチオン析出現象,(3)ジルコニアにおける立方晶から正方晶への相変態現象,に応用し,各現象を支配する速度論的情報の導出に成功した.
機械材料・材料力学