今後の研究の推進方策 |
新たに発見した円周方向に分布している欠陥において発生する円周SH板波の現象解明のための実験として,円周方向長さの異なる申請書に示した6種類以上の欠陥(周方向の欠陥存在角度T = 10度, 30度, 60度, 90度, 150度,180度)を用いて,共鳴周波数が異なるかどうかの検証実験を行いたい。合わせて大規模シミュレーションを行うことで,実験の合理的な解明も進める。加えて,貫通傷と非貫通傷に置ける共鳴現象の差異を実験とシミュレーションから考察する。 一方で,初年度に実施できなかった人工欠陥に置ける欠陥反射率の計測は完了させることで,軸対称欠陥との差異を明らかにする。反射率の計測は,基本モードであるT(0,1)モードと高次モードであるT(1,1)モードで実施する。
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