マグネシウム合金の表面特性を改善するため、ショットライニングと熱処理を組み合わせた複合処理によるマグネシウム合金へのFe-Al系金属間化合物皮膜形成を行った。ショットピーニングは鋳鋼製鋼球を用い、遠心式機械を用いて行った。接合用ホイルは純鉄粉を含む純アルミ箔であり、試験片は市販のマグネシウム合金である。箔接合した試験片は大気中においてレーザで加熱を行った。鉄粉と純アルミ箔は多くの鋼球の衝突によって良好な接合が可能であった。機能性皮膜であるFe-Al系金属間化合物はレーザ処理によって形成することが可能であった。本手法は、マグネシウム合金への機能性皮膜形成に対して使用できることを確認した。
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