(i)粒子のラグランジアン解析を組み込んだ数値流動解析にもとづいて、撹拌羽根への粒子の衝突位置、衝突速度を定量化し、羽根の表と裏での衝突現象の違いを明らかにした。 (ii)貧溶媒中で結晶粒子の衝突により生成される摩耗微結晶の粒径分布と個数を計測する手法を構築した。摩耗微結晶はおもに母結晶の角から生成され、摩耗微結晶の生成速度は母結晶の摩滅比率と相関することを明らかにした。 (iii)結晶粒子の凝集現象の経時的な変化を、画像解析する手法を構築した。カリミョウバンをモデルケースとして、「一次粒子」、「二次粒子(凝集粒子)」、および「二次粒子を構成する一次粒子」を区別して定量化することが可能となった。
|