研究課題
基盤研究(C)
水中に差し込んだ障害物が流れによって振動する振動数が流速に比例する性質を利用して,スマートフォンに内蔵されている加速度センサで水路の流速を求める装置を開発した.障害物の選定では,幅18mm,高さ54mm,厚さ1mmの平板であれば流速0.3~1m/sの範囲で比例関係が得られることが分かった.アプリケーションの開発では,高速フーリエ変換に最大エントロピー法を採用することで時間応答性を良くできた.試作機を用水路で試用してみたところ,電磁流速計との誤差が10%以内に収まることが分かった.
流体工学