レーザー誘起ブレークダウン法はエアロゾル中の液滴数密度を絶対測定できる唯一の方法である。ブレークダウン発生確率を測定するためには多数のレーザー照射回数が必要なこと、密度分布測定には多数の測定点が必要で測定時間は飛躍的に増大する。測定の短時間化には多点同時照射及び計測技術が必須となる。DOE(Diffractive Optical Elements)と平凸レンズで6x6の36点に格子状に集光し画像処理から複数点の同時測定を行った。実験結果として得られた密度分布は尤もらしい値で評価された。このように同時多点密度計測の手法を確立し分布測定時間の大幅な短縮が可能となった。
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