管内凝縮伝熱特性は流動様式の変化と壁面付近の液膜厚さおよびその乱れに密接な関係がある、その薄液膜の挙動を直接計測することは細管内相変化伝熱特性の解明の鍵となる。さらに、伝熱管の形状、寸法、表面特性、そして作動流体の密度、表面張力、粘性などの熱物性により薄液膜挙動(液膜厚みの平均値、時間変化など)の把握が重要である。 本研究は、5種類の物性の異なる流体に対して、内径0.5㎜~2㎜までのガラス細管内における薄膜厚さの挙動を、レーザー共焦点変位計を用いて直接測定し、膜厚の時間変化などの結果と伝熱管の形状、流動パラメータおよび表面特性(親水、撥水)などの関係を解明した。
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