空調機の大半を占める個別分散型蒸気圧縮式空冷空調機を対象に、実際の運転現場における実性能を、簡便かつ正確に測定可能な実性能簡易評価法の開発を行った。結果は以下の通りである。 (1)室内機ならびに室外機を循環する冷媒温度の多点測定を行い、冷媒温度のみから具体的な冷房サイクルを同定する実験的手法を開発した。(2)加速度センサーを用いた圧縮機回転数測定方法を開発、提案した手法により冷媒流量を正確に予測できることを実証した。(3)以上の手法により、室外機への水噴霧による性能回復効果を定量的に評価する測定装置の開発を進めている。
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