従来の磁気浮上搬送車は搬送車側に電力供給が必用な場合,接触型の集電装置または給電ワイヤが必用である.そこで搬送車側に太陽電池を搭載し光による非接触給電を行うことにより,非接触性能を失わないようにする搬送装置の開発を行った.これは工場やクリーンブースの屋内照度環境下での利用を考えると,太陽電池が発電できる電力は少ない.そのため搬送装置の省電力化が重要となる.本研究で製作した磁気浮上搬送車は2.1kgの浮上体を定常浮上時の消費電力を周辺機器と併せて最小180mWを達成した.そして10klxを3日間与え搭載している二次電池とともに5日間の浮上に成功した.また重力を利用した駆動機構の開発を行った.
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