PZT素子の振動発電特性を大幅に向上させるためにPZT素子の積層化を提案すると共に積層PZT素子の発電理論を構築した。この理論から最適積層数は11層であることを見出した。また、1,3,5,7,11層の積層PZT素子を試作すると共にこれらの発電特性を明らかにするために振動発電実験が行われた。その結果、積層PZT素子の発電特性は発電理論と良く一致しており、発電理論の妥当性が検証された。さらに高出力11層PZT素子を電源として温度センサーと無線送信モジュールの組み合わせた電子デバイスや加速度センサモジュールを駆動させる実験が行われた。その結果、これらの電子デバイスは正常に作動することが実証された。
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