本研究では,人間が操作する車両を運転するロボットドライバーを提案した.ロボットドライバーが運転する最初の車両として,一般の車両では近づけない場所において探索調査が可能な八輪式水陸両用車ARGOを選んでいる.ロボットドライバーはスロットル,ハンドル,ギヤシフト,ブレーキを4個のモータで行えるようにし,2個のマイクロコンピュータで遠隔制御システム構成をした.人間が操作するハンドルとブレーキレバーには遊びやヒステリシスあるため, 6軸力センサを用いた力フィードバック系を用いることで,操縦可能となった.本制御装置を搭載してARGOの遠隔操縦実験により,加速減速,方向変換が自由に行えることがわかった.
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