研究実績の概要 |
前年度に北海道JAXA実験場で2回の飛行制御実験を行った.情報収集ミッション実験を通じて,本研究の有効性を明らかにできたが,JAXAによる実験スケジュールや天候の関係上,実験日を十分に確保できなかったため,一部,未消化の実験が存在した.そこで,本年度もゴールデンウィークの期間と夏休みの期間を利用して,北海道JAXA実験場で飛行制御実験を行い,未消化の実験に関して追加の飛行制御実験を行った.さらに,前年の2015年10月に行われた飛行制御実験において (a)飛行時の機体の微振動現象 (b)操作舵の飽和現象 (c)自動飛行の高度知能化の推進 などで改善したい項目が認められた.そこで,本年度は,(a),(b)についての評価実験,制御系設計変更などを行い,これらの改善を行った.とくに,その有効性を飛行制御実験を通して検証した.(C)については,空中からのカメラ情報を活用した実験を行い,構築したシステムの有効性を多角的に検討するとともに,高度知能化の可能性の検討も合わせて行った.
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