ニューラルネットワークICを搭載した全長5mm以下のマイクロロボットを開発した。ロボットの機構部にはMEMS (Micro Electro Mechanical Systems) によってシリコンウェハから高精度に加工した微細部品を用いた。筐体内部には素材自体が伸縮をする形状記憶合金、あるいは圧電体を利用した回転アクチュエータを組み込んだ。一方で、生物の脳を模倣した人工ニューラルネットワーク電子回路を開発して、これをCMOSICにすることで制御回路の小型化を進め、ロボットに搭載をした。開発したロボットにおいては外部に電源供給を必要としたがそれ以外はすべて搭載し、昆虫と同じ6足歩行を実現した。
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