プレミアム効率を目指した単相自己始動形永久磁石モータの最適設計を初年度に行い、2年目に試作を行った。最終年度に試作機の実験を行い、その研究成果を国際会議ISEF2015で発表した。実験結果から、試作機は十分な自己始動能力を有し、定格出力70Wにおいて効率が82%に達した。 IECでは現在出力120W以上のACモータに対して、プレミアム効率(IE3)、スーパープレミアム効率(IE4)が規定されている。それによると、50Hz、2極、120WでのIE3、IE4の効率値がそれぞれ60.8%、66.5%であることから、試作機はプレミアム効率は勿論、スーパープレミアム効率も大きく超えていることが判明した。
|