本研究では,高速モータドライブ駆動に適用可能な500 kHzスイッチングの高周波PWMインバータを実現することを目的として研究を行った。まず,Si-MOSFET と SiC-SBD をパワーデバイスで使用することを前提として,パワーデバイスの冷却手法としてヒートシンク分割手法を提案した。さらに,ゲート電圧を従来手法に比べて低くとすることによるデッドタイムレスゲート駆動回路の提案を行った。本研究の提案手法の妥当性を確認するために,直流電圧300V, スイッチング周波数 500 kHzのPWMインバータを設計製作し,実験により明らかにした。
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