スマートハウスは自然エネ大量導入に対し電力系統安定を維持するシステムとして期待されている。蓄電池が高コストであることが課題であるが,電気自動車を家庭に接続するV2H(Vehicle to Home)が有力な解として注目されている。これを非接触給電で実現できれば幅広い利用者が容易に扱え,普及拡大が期待できる。しかし、従来の双方向非接触給電装置は8つのパワースイッチング素子を必要とし,構成が複雑で高価なため,家庭用であるV2Hには適していなかった。そこでシンプルかつ低コストで性能のよいワイヤレスV2Hを提供するべく,わずか2つのパワースイッチング素子で動作する新しい双方向非接触給電装置を開発した。
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