ホログラムメモリにおいて、球面参照光を用いた3次元クロスシフト多重記録方式を開発した。媒体平面内でのシフト多重を角度10°程度でクロスさせて重ね書きする方法と媒体を5°程度チルトさせてシフト多重記録を重ね書きする方法を組み合わせることにより、フォトポリマー材料で形成された5インチディスク媒体において、データの情報量が約2TBの情報が蓄積可能であることを明らかにした。5インチディスク全面でのシンボルエラー率および信号対雑音比を測定し、特性が実用的なレベルにあることを明らかにした。データの記録速度は100Mb/sを達成している。今後さらなる大容量化に向け、振幅多値記録再生の実現を図る。
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