光波帯での超高速無線データ通信の実現のために,高利得な光アンテナのビームを走査できるものとして,光の波長を1500~1600nmで走査する方式について光スイッチと組み合わせることで5つのビームを用いて±60度の広角走査を可能とするアンテナシステムについて,従来のグレーティング導波路に代わる新たにワッフル導波路を提案してその特性をシミュレーションにより確認した.また,提案アンテナの原理を確認するために,シリコンファウンダリーを利用することで試作を行い,高利得光アンテナのビーム走査が実現できることを実験的にも確認した.また,提案アンテナを用いた回線設計も行い光無線通信の有効性を示した.
|