本研究課題では,昨今の乱立して提案されている最先端の各種通信技術をモジュールとして捉え,それらを単純に組み合わせた時に生じる自己雑音伝播等の不整合性を取り除きつつ,システム全体で見た最大性能を得るためのフレームワークを提供することを目的とした.不整合性を取り除くための繰り返し信号処理技術を,①繰り返し伝搬路推定,②仮想差動符号化によるブラインド信号検出,③自己繰り返し型大規模MIMO信号検出,④独立成分分析に基づくBLEの非同期空間共用,⑤BLEのGFSKとCRC間の繰り返し検出に適用し,計算機シミュレーションによりそれらの有効性を確認した.
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