研究課題
ハイブリッドシステムにおいて,所望の軌道や安定性を実現する制御方法として,しきい値の変分を求め安定極を指定するしきい値設定開ループ制御系を提案した.しきい値の変分は,先行研究にて変分方程式の数値積分値が利用できることがわかっていたが,本研究では,逆に軌道形状や軌道の安定性を先に指定し,それを実現するしきい値を求めることに新規性がある.NCSP2016にて論文を投稿,発表を行った.また,前年度課題であった,コンパレータを用いたハイブリッドシステムとしての発振器を開発し,区分線形系として解析を進めた.コンパレータ(オペアンプ)を二つ用い,フリップフロップのようにたすき掛け構造にすることによって矩形波発振器を構成する.従来のRC型矩形発振器に比して,過渡応答が改善され,また,周波数を決定するしきい値に大きいマージンを導入することができている.この発振器の結合系について解析を進める.また,離散時間ハイブリッドシステムの結合系について,その解析方法の開発を行い,応用として南雲佐藤ニューロンの結合系における分岐問題を解いた.その他,あらゆるタイプのハイブリッドシステムを想定し,その分岐問題について数値計算が行える基礎フレームワークを完成させた.
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すべて 雑誌論文 (11件) (うち査読あり 11件、 謝辞記載あり 10件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)
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