音の代表的な検出手段であるマイクロホンは1世紀以上に亘る開発の歴史があるが、その基本方式(振動膜の利用)は変わっておらず、応用上種々の制約や限界が出ることが避けられなかった。本研究では、振動膜等の物体を一切用いず光で音を直接検出する方法、もしくは光の中から音情報を取り出す方法を提案し、それを実用化するための開発研究を行った。また、光ビームセンサ方式に加え光ファイバを音センサ部として用いる方式の開発も行った。最後に、計測原理からハードウェア、計測システムに至る全ての内容を体系的にまとめて技術総合指針を示した。
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