ヘテロコア光ファイバ表面に金ナノ粒子(AuNP)を固定化することにより作製した局在表面プラズモン共鳴(LSPR)センサを用いてエタノールとガソリンを混合したフレックス燃料におけるガソリン濃度の測定を行なった. 光ファイバに白色光を導入し,センサ部を組成の異なるフレックス燃料に浸して伝播光スペクトルを測定した.ガソリン濃度が上昇するにつれて波長540nm付近の伝播光強度は減少することが示され,本センサシステムが燃料組成の測定を行えるが示された.表面に多孔質ガラス微粒子を固定化し,疎水化することにより広い濃度範囲においてガソリン濃度と伝播光損失の間に直線関係が得られることが示された.
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