研究成果の概要 |
スマートコミュニティを念頭に置いた複数種類のエネルギー源の需給バランスを記述するエネルギーフローのネットワークのモデル化・その最適化問題の定式化および最適化手法を提案した.とくに貯蔵施設を表す蓄積節点や, エネルギーの売買をおこなう市場をモデル化した市場節点を設けた点が新規な点である. さらに, エネルギー変換が非線形特性を有する場合を考慮し, 凸性の仮定がない場合でも, 市場における価格調整によって, 最適化問題を分割することができる新しい分散型最適化手法として, 拡大ラグランジュ関数を用いることを提案し, その有効性を具体的なエネルギーフローにおいて確認した.
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