研究課題
基盤研究(C)
コンクリートの劣化現象の一つであるアルカリシリカ反応(ASR)は1983年に社会問題になった。1986年に抑制対策が実施されているが、現在においても反応事例が報告されている。そのため、さらに容易で簡便な抑制方法の開発が望まれており、プロピオン酸カルシウムを少量添加する方法を実験的に検討し、抑制効果があることを明らかにしてきた。本研究では、長期間の屋外暴露の環境や、塩水やアルカリ溶液が外部から供給される過酷な環境条件で実験を行った結果からプロピオン酸カルシウムのASR抑制効果が確認された。
工学