3年間の研究期間の間に、新しい手法のレーザーを用いた遠隔非破壊検査技術を開発および野外での実験を行った。新しい手法は、交通量の多い橋梁で生じる不規則な橋梁バウンドにより引き起こされるホモダイン受信法の信号強度の不安定さを極小化させるために2ビーム検出法を試験した。検査対象は高架橋鋼板接着床版の鋼板と接着剤の剥がれ(浮き)をターゲットとした。2ビーム検出法は従来の1ビーム検出法と比べて信号検出の観点から高い信頼性があることが分かった。しかし、日光、風、および音響のノイズ等からの影響があるために、今後、それらのプロテクション必要であると思われる。
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