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2013 年度 実施状況報告書

歩行を促す都市環境とその評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 25420553
研究種目

基盤研究(C)

研究機関中央大学

研究代表者

谷下 雅義  中央大学, 理工学部, 教授 (30242001)

研究分担者 朝日 ちさと  首都大学東京, 社会(科)学研究科, 准教授 (90457812)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード人口密度 / 外出歩行時間 / 歩数 / 個票データ
研究概要

以下の3点について研究活動を行った.
○外出歩行時間と物的環境についての関係についての分析:結果をまとめ,学会で報告を行った.人口密度と外出歩行時間の間には,2次関数で表現される関係があり,外出歩行時間が最大となる人口密度が存在する可能性が示唆された.来年度,時間ではなく,歩数でも同様の結果が得られるか分析を行いたいと考えている.
○歩数データの収集および整理:厚生労働省の「国民健康・栄養調査」の個票データを入手し,その整理を行った.また東京都の「統一体力テスト・広域歩数調査」についても,同様に個票データの入手を試みたが,借用することができなかった.そのため,歩行だけでなく,もう一方の自動車利用(ガソリン消費)などについても本研究に含め,分析を行うこととした.
○関連資料の翻訳:International Transport Forum (2012)“Pedestrian Safety, Urban Space and Health,”Todd Litman(2013) "Transport and Health," Research in Transportation Business & Management 7 (2013) "Valuing active travel," A. de Nazelle et al. (2011) "Improving health through policies that promote active travel: A review of evidence to support integrated health impact assessment" の4編の論文・報告書の抄訳を行った.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

○外出歩行時間と物的環境についての関係についての分析により,人口密度と外出歩行時間の間には,2次関数で表現される関係があり,外出歩行時間が最大となる人口密度が存在する可能性が示唆されたこと.

今後の研究の推進方策

○歩数データの収集および整理.
厚生労働省の「国民健康・栄養調査」の個票データを,人口密度等,物的環境を表す指標と組み合わせて,たとえば人口密度とは2次関数で表現できる関係があるかかどうかについて分析する.
○先行研究レビューの継続.

次年度の研究費の使用計画

東京都の個票データの入手可能性を検討し,もしその確保ができた場合は,分析をしたいと考えていたため(実際には入手できませんでした).
厚生労働省のデータの分析をより丁寧に行うこと.また先行研究レビューについても,充実させることを考えている.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Impact Analysis of Population Density on Outdoor Walking Time,2013

    • 著者名/発表者名
      Masayoshi Tanishita and Takumi Asada
    • 学会等名
      Selected Proceedings of World Conference on Transportation Research Rio 2013
    • 発表場所
      Rio de Janeiro
    • 年月日
      20130715-20130718

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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