研究課題
基盤研究(C)
博多湾では1980年代の沿岸開発の埋立て材料として, 室見川河口の海砂が利用されたため, 二つの大きな浚渫窪地が残されており, 浚渫窪地周辺では,夏季に毎年のように貧酸素水塊が発生している.そこで,平成23年度より, 博多湾航路の浚渫土砂を利用して段階的に浚渫窪地を埋め戻す事業が福岡市と国土交通省によって実施されている.本課題では,博多湾内浚渫窪地周辺の底面環境が浚渫窪地を埋め戻すことによってどのように変化していくかを定量的に把握することを最終的な目的としている.
水環境工学