本研究では,オープンソースハードウェア,加速度センサ,角速度センサ及び無線通信デバイスを組み合わせて地震被災情報収集システムを構築し,地震の揺れに関する情報,建物の被害に関する情報を収集するシステムの構築を目指して以下の研究を行った。 ①無線通信デバイス(XBee)を用いた建物内外での通信実験では,センサノードの通信能力に関して,情報の精度や通信距離に関する知見を得た。 ②3層の実大鉄骨建物を対象として,振動実験による破壊試験を行い,各種センサを用いた建物被害状況の推定及び,情報収集に関する実験を行った。
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