現在、多くは直接照明である。これは照度を得るには都合が良いが、ランプが目に入るために眩しく視環境的には好ましくない。間接照明は視環境的には良いが、反射光を利用するので同じ照度を得るには不利である。本研究では先ず、照度を様々に変えた実験を行ったが、物の見やすさと照度とは必ずしも比例しないことが分かった。次にランプの位置を変えた瞳の縮瞳実験を行ったが、誘導視野の範囲にランプが入ると縮瞳反応が生じ、輝度の高いランプほど顕著であった。同時に行ったアンケートでは縮瞳動反応と眩しさ感には相関性が見られた。これらの結果に基づき、輝度分布を判断基準に加えた新たな照明設計法を提案した。
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