研究課題
基盤研究(C)
かつては社寺などの伝統建築で占められていた修復は、昭和前期からの近代洋風建築の登場により多様かつ急激に増加し、それまでにない新たな構造体や室内を飾る内装への対処、安全確保のための耐震対策、積極的な活用に必要な改修など、これまでにない状況に取り組んできた。修復は、今後さらに近現代建築や近代化遺産へと移っていくとみられるが、その際に必要なことは、これまでに辿った修復を検証し、これを今後に活かすことである。本研究は、近代建築の修復において理念と手法を修復技術の面から検証するものである。
建造物保存