研究成果の概要 |
Al自己フラックス法で、原料としてMg金属の代わりにMg塩と結晶性ホウ素の反応から、MgAlB22結晶の合成を行った。アルゴンガス雰囲気下、加熱温度1400℃、5時間保持、徐冷速度50℃/hで合成実験を行った。更にアルカリ金属を含有した固溶体(Mg1-xLEx)AlB22(LE = Li, Na, K)結晶の合成を試みた。MgAlB22結晶は得られたが、固溶体(Mg1-xLEx)AlB22を得ることが困難であった。MgAlB22結晶はビッカース硬さと磁化率測定を行った。MgAlB22は、硬さでは25.4(0.6) GPaで高ホウ化物の内で高い値で、磁化率では低温度で異常な振る舞いを呈していた。
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