全固体リチウムイオン二次電池(25 nmAu/35 nmLiCoO2/150μmLATP/20 nmPt)試料に1~5 Aの各電流値において1分間の電流を流して充電した後、9 MeVのO4+イオンビームによる反跳粒子検出(ERD)法を用いて、Au/LiCoO2/LATP側に存在するHおよびLiの濃度分布の変化をその場で測定した。約0~8.40 mC/cm2の電流密度に対して、LixCoO2中のLi濃度が約x=1.00~0.63まで減少することが判明した。また、試料内のH濃度がLi+イオン伝導に伴って徐々に増加し、Li+イオン伝導に大きな影響を与えることが判明した。
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