研究課題
基盤研究(C)
酸化チタン粒子を極微量の酸素を含む窒素雰囲気中で熱処理することによって、従来の空気中で熱処理したものより、格段に水酸化アパタイト形成能の高いTiO2粒子の作製に成功した。これは、ルチル型の酸化チタン中のTi4+がTi3+に還元し、同時に電気的中性条件を保つために酸素空孔が生成、表面が負に電荷を帯びるためと考えられる。上記酸化チタン粒子を骨セメント組成物に混合するだけで、市販品の骨セメントよりも圧縮強度が高く、骨と結合する可能性の有る生体活性骨セメントを作製した。
生体材料