研究課題
基盤研究(C)
サーメット粒子(新材,使用済み)により部分強化した高温耐摩耗性鋳造複合材料の開発および評価を目的として研究を行った.サーメット粒子をNiおよびCr粉末とともに混合し,炭酸ガス法で硬化させてプリフォーム化し,鋳型に固定することで任意の位置に複合化層を形成させることができた.得られた複合材料の4点曲げ強さは,300~570MPaとなり,曲げ強さが複合化層と母材の界面強度に依存することを明らかにし,これに基づいた強さ向上の対策を示した.また,高温耐摩耗性は,耐熱鋼鋳鋼母材に比べ最大8倍に向上した.
鋳造工学