研究課題
基盤研究(C)
膜面展開構造物の剛性や強度を効率的に向上するため,膜面構造の立体化や部材貼付の効果を解析と実験により検討した.基本的なモデルとして,矩形膜の波板化や円形膜の放射状ジグザグ折りによる固有振動数の向上効果を明らかにした.また,本研究に関連する喫緊の課題であるIKAROSのセイル膜面の特性の解明と改良のため,薄膜太陽電池セルの反りに伴う展開形状の立体化による剛性向上効果や貼付部材の影響を明らかにし,さらにセイル外周に折り畳み可能な膜面リブを付加し,その展開形状整形の効果を示した.
展開構造物,振動工学,構造動力学