境界領域模擬プラズマにおけるイオン温度の精密測定

2015 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 25420888
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 核融合学
• 研究機関: 筑波大学 (2015); 長野工業高等専門学校 (2013-2014)
• 研究代表者: 江角 直道 筑波大学, 数理物質系, 准教授 (20321432)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2016-03-31
• キーワード: プラズマ / 核融合 / 境界領域プラズマ / ダイバータ / イオン温度 / プローブ計測 / レーザー誘起蛍光法 / 異方性

研究成果の概要

核融合炉実現に向けた重要課題のひとつである境界領域プラズマ中の熱・粒子輸送制御に関わるイオン温度の精密測定を行った。境界領域プラズマを模擬可能な直線型定常プラズマ装置および大型タンデムミラー型プラズマ装置GAMMA10/PDXにおけるプローブを用いたイオン温度計測を行い、イオン温度の磁場異方性とその計測への影響を明らかにした。今後、本研究で整備したレーザー誘起蛍光計測システムをGAMMA10/PDX装置に適用し、プローブ法と併用しながら境界領域プラズマ中のイオン温度やその空間分布を詳細に計測し、高イオン温度プラズマによる非接触プラズマ形成過程の解明やその制御手法に関する研究等に展開する。

自由記述の分野

プラズマ理工学、核融合学、プラズマ計測