研究成果の概要 |
ZrNiAl型ウラン化合物UTX (T=Ni, Pt, Pd等、X=Al, In等) の第一原理計算と実験結果から次を得た:(1)第1段階で元の結晶構造のままU3T型四面体位置に水素を H/U=~0.7まで吸収し、第2段階でc軸の収縮と特定のT原子のc軸方向移動によりH/U=~2まで水素化する。第2段階では新構造のエネルギー安定性と、その遷移を容易にする第1段階でのc軸方向収縮が鍵を握ると推測。(2)第一原理計算は、実験との良い一致から、第2段階水素化予測に利用しうる可能性が高い。(3)良好な合金開発には、実験結果に第一原理計算予測を加えたウラン化合物水素化データベースの構築が指針となる。
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