研究課題
基盤研究(C)
マグネシウムを基材とする水素貯蔵材料を空気輸送可能な複合材料とすることを目的とし,Mg-Nb2O5 系の粉末をソフトゾルゲル法 (シリカ前駆体とシリコーンゴム前駆体のブレンドを使用) 由来の被膜でカプセル化した材料を開発した。この材料を,種々の形態の反応管に入れて評価し,水素の流れこみ方によって水素吸蔵量や反応速度が変化することを見出した。水素吸蔵合金を小麦粉のように扱って,エネルギー媒体としての水素を安全に効率よく貯蔵・輸送するための基礎技術が提供できたと考えている。
エネルギー学