1.Wnt7bの発現を抑制することができるアデノウイルスベクターを新規に開発し、マウス胎生11.5日生まれの神経細胞において、Wnt7bの発現を選択的に抑制した。その結果、Wnt7bの発現を抑制されたマウスは、低発育・大脳皮質の低形成・小脳虫部の欠損を示し、自閉症様の行動異常・覚醒時脳波の異常を示した。 2.自由行動下において、チャネルロドプシン2を発現した神経細胞の活性を光刺激によって制御できる新規無線小型装置を2種類開発した。無線には赤外線またはBluetooth 4.0を使用している。Bluetooth無線の光刺激装置は、iPadまたはiPhoneアプリで無線制御できる。
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