神経細胞のサイズ制御にかかわる鍵となるmTOR(mammalian target of rapamycin)シグナル伝達系の解析を行ない、新たな制御因子を同定した。この経路の活性化により、神経細胞で蛋白合成、脂質合成が亢進すること、またこれらが細胞サイズにリンクしていることを明らかにした。また疾患研究では、限局性皮質形成異常(Forcal cortical dysplasia IIb:FCDIIb)における脳の細胞の異形化/大型化はMTORの体細胞変異が原因であることを見いだし、本疾患の原因を明らかにした。
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