研究課題
基盤研究(C)
ショウジョウバエ及びマウスをモデル生物として脳神経系におけるプロテオグリカンの機能解析を行い、以下のことを明らかにした。(1)ショウジョウバエ幼虫の神経筋接合部において、シンデカン(Sdc)とグリピカン(Dlp)は拮抗的に作用して、神経伝達及び幼虫の運動を制御している。(2)Dlpは、ショウジョウバエ幼虫の神経筋接合部におけるシナプス可塑性を制御する。(3)マウス大脳皮質での興奮性ニューロンの細胞移動及び神経極性化において、コンドロイチン硫酸プロテオグリカンが重要な役割を果たしている。
神経科学