研究成果の概要 |
熱ショック転写因子HSF2について、新たな知見を得た。一部はすでに Hayashida, BBRC 2015 の論文で発表した。 研究代表者は、H3K4をメチル化して遺伝子を活性化するSet1/MLL複合体に不可欠なWDR5タンパク質とHSF2が結合していることを見出した。ハンチントン病マウス(HTT)で重要なalphaB-クリスタリン(CRYAB)のプロモーター上にSet1/MLL複合体は結合するが、これはHSF2 依存的であった。HSF2欠損HTTでは顕著に寿命が短縮するが (Shinkawa, Hayashida et al., MBC 2011) 今回その機構の一端を示した。
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