研究課題
基盤研究(C)
癌抑制型マイクロRNA200ファミリー(miR-200a、miR-200b、miR-429クラスターと、miR-200cとmiR-141クラスター)に注目した。miR-200sの発現導入により、上皮間葉転換(EMT)のスイッチであるZEB1/2遺伝子の発現が抑制され、細胞接着因子であるE-cadherinの発現が上昇した。またmiR-138はZEB1/2の下流のVimentinの発現を抑制した。またRNA29ファミリーは癌細胞の遊走・浸潤に関わるLOXL2を制御してextracellular matrix (ECM)を不安定化した。このようなマイクロRNAは腎細胞癌の腫瘍マーカーとなり得る。
マイクロRNA