研究成果の概要 |
食道癌細胞にトランスポゾンを導入することで、抗癌剤耐性遺伝子を増幅もしくは、減弱させ、抗癌剤暴露環境下で培養し、作成した抗癌剤耐性株のDNA解析を行うことで、耐性遺伝子を特定することが可能となる。食道癌細胞株TE4,5,9,15について、Transposon tagged cellを樹立した。樹立したtransposon tagged cellを用いて、各種薬剤を添加もしくは放射線照射を施行し、TE4,15についてシスプラチン耐性株および放射線耐性株を獲得した。シスプラチン耐性遺伝子は37種類、放射線耐性遺伝子は10遺伝子を同定され、このスクリーニングシステムが有用なことが証明された。
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