種間でよく保存されたWD40リピートタンパク質であるWDR68と結合する細胞内タンパク質を単離した。質量分析による網羅的解析から、主要な分子シャペロンであるTRiC/CCTがWDR68と結合することを明らかにした。同時に、リン酸化プロテオーム解析によりWDR68およびTRiC/CCT上のリン酸化部位を新たに決定した。更にコンピューターモデリングによってWDR68が7つのβプロペラから成るリング構造を取ることを明らかにした。また、分子シャペロンTRiC/CCTがWDR68のフォルディングと機能及び局在を支配する重要な因子であることを明らかにした。
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